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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻11号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 生体防御と感染症 貪食細胞の機能

遊走能

著者: 安倍千之1

所属機関: 1順天堂大学医学部・内科(膠原病)

ページ範囲:P.1930 - P.1932

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 貪食細胞は普通の状態でもあらゆる方向に動いている(random movement).その速度は約10μm/分であり,この運動性をchemokinesisと呼ぶ.種々の化学物,遊走因子chemotactic factorに出会うと,その因子に向って直線的に移動する.このような能力を遊走能chemotaxisと呼ぶ.直線運動の原動力となるのはレセプターによる遊走因子の濃度差の認識機序による1).好中球,好酸球,マクロファージの遊走能に焦点を絞って論を進めたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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