文献詳細
文献概要
今月の主題 生体防御と感染症 機械的防御の破綻と感染
熱傷後の感染症
著者: 相川直樹1 石引久弥1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・外科
ページ範囲:P.1970 - P.1972
文献購入ページに移動 熱傷は熱の物理的作用による体表組織の損傷であり,感染症の合併率がきわめて高い病態である.皮膚の損傷のため体表における機械的防御能が破綻し,病原体が侵入することが主として問題となるが,感染症の発症と重篤化には,熱傷に起因する複雑な生体防御機構の異常1)が関与している.
掲載誌情報