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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻11号

1985年11月発行

文献概要

今月の主題 生体防御と感染症 貪食細胞と感染

機能低下と感染

著者: 松浦良二1 小林正夫2

所属機関: 1国立療養所広島病院・小児科 2広島大学医学部・小児科

ページ範囲:P.1978 - P.1979

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 貪食細胞の機能低下,すなわち食細胞機能異常症には原発性と続発性のものがある.日常的には続発性のもののほうが病態として多く存在するが,原発性のものも次第に多く報告されつつある.原発性食細胞機能異常症の概容を表に示す.
 食細胞の最も大切な機能は殺菌であり,その破綻の結果,種々の微生物(細菌,真菌)に対して易感染性を示す.ウイルスに対する抵抗性は概して正常である.慢性肉芽腫症(CGD)は食細胞機能異常症の代表であり,かつ頻度も最も多い(本邦で80数例に及ぶ).本稿ではCGDを主に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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