文献詳細
文献概要
今月の主題 生体防御と感染症 貪食細胞と感染
機能低下と感染
著者: 松浦良二1 小林正夫2
所属機関: 1国立療養所広島病院・小児科 2広島大学医学部・小児科
ページ範囲:P.1978 - P.1979
文献購入ページに移動食細胞の最も大切な機能は殺菌であり,その破綻の結果,種々の微生物(細菌,真菌)に対して易感染性を示す.ウイルスに対する抵抗性は概して正常である.慢性肉芽腫症(CGD)は食細胞機能異常症の代表であり,かつ頻度も最も多い(本邦で80数例に及ぶ).本稿ではCGDを主に概説する.
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