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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻11号

1985年11月発行

今月の主題 生体防御と感染症

貪食細胞と感染

顆粒球減少と感染症

著者: 雨宮洋一1

所属機関: 1自治医科大学病院・輸血部

ページ範囲:P.1980 - P.1981

文献概要

 顆粒球減少症の原因の多くはiatrogenicで,とくに白血病を代表とする造血器系悪性腫瘍では,total killcell理論に基づいた強力な放射線・化学療法で寛解導入を計るため,必然的に顆粒球減少に伴った重篤な感染症を高頻度に合併する.確かにこの顆粒球減少に併発する感染症はiatrogenicではあるが,寛解までの限定された期間内の合併症であるため,積極的な予防・治療法が試みられ,それは取捨選択の歴史であり,今後もいくつかの変遷をみながら試行錯誤が行われていくであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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