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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻11号

1985年11月発行

今月の主題 生体防御と感染症

よくみられる免疫機能低下状態と感染症

腎不全と感染症

著者: 山本勝1 相澤純雄2

所属機関: 1富士市立中央病院・内科 2神奈川県衛生看護専門学校付属病院・内科

ページ範囲:P.1998 - P.2001

文献概要

 腎不全患者における感染症は,近年すぐれた抗菌薬が開発されたにもかかわらず,減少傾向がみられなく,現在でも死因の上位を占めている1).これは血液透析やCAPDなどの治療法に伴う感染の機会が増加することも一因であろうが,易感染性であることが最も重要な要因である.したがって,通常あまり重症化することのない日和見感染や,結核,ウイルスなどによっても全身的な重症感染症をきたすことも稀でない.また一般細菌においても,メチシリン-セフェム耐性黄色ブドウ球菌などの多剤耐性菌が増加している.
 ここでは腎不全における感染症について概要を述べてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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