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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻11号

1985年11月発行

文献概要

カラーグラフ 皮膚病変のみかたとらえ方

ベーチェット病Behcet's diseaseの皮膚症状

著者: 石川英一1 北畠雅人1

所属機関: 1群馬大学医学部・皮膚科

ページ範囲:P.2026 - P.2027

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概念
 ベーチェット病(以下B病と略)は,トルコのBehcet,H.イスタンブール大学教授により提唱された疾患名で,口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍,外陰部潰瘍,眼のブドウ膜炎を3主徴とする.
 上述の3症状に加えるに,結節性紅斑様皮疹,皮下の血栓性静脈炎,皮膚の被刺激性の亢進,毛嚢炎様皮疹が診断上重視される1).また診断,病勢悪化の判定には針反応が有用である.全身所見としては発熱,関節痛,関節炎,頭痛など膠原病に共通してみられる症状を,検査所見では,悪化時CRP強陽性,白血球増多,血沈亢進をみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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