文献詳細
文献概要
演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE
胸痛,呼吸困難
著者: 北祥男1 弘田雄三1
所属機関: 1大阪医科大学・第3内科
ページ範囲:P.2077 - P.2078
文献購入ページに移動 55歳の男性,家具店勤務既往歴として19歳時に肺結核の治療を受けたことがある.喫煙歴は20本/日30年間.
入院13日前,同僚と机を運搬中に激しい前胸部痛が出現し,胸痛は数十分続き,胸部不快感,全身倦怠感は翌日まで持続した.2日後より仕事についていたが,10日後より歩行時に軽度の胸部圧迫感,呼吸困難が,11日後より38℃の発熱,咳嗽が出現し,ピンク色の泡沫状喀痰を喀出するようになった.しだいに呼吸困難は増強し,起坐呼吸の状態となり当院を受診した.
入院13日前,同僚と机を運搬中に激しい前胸部痛が出現し,胸痛は数十分続き,胸部不快感,全身倦怠感は翌日まで持続した.2日後より仕事についていたが,10日後より歩行時に軽度の胸部圧迫感,呼吸困難が,11日後より38℃の発熱,咳嗽が出現し,ピンク色の泡沫状喀痰を喀出するようになった.しだいに呼吸困難は増強し,起坐呼吸の状態となり当院を受診した.
掲載誌情報