icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina22巻12号

1985年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅰ 基礎知識

3.原理

著者: 増澤信義1

所属機関: 1武蔵工業大学電子通信工学科・超音波研究室

ページ範囲:P.2126 - P.2130

文献購入ページに移動
超音波で診断ができる理由
 超音波診断装置にはパルス反射法,ドプラー法などがあり,特にパルス反射法による超音波診断装置は各科で広く使われている.この装置は超音波のパルスを生体内に入射し,固有音響インピーダンスの異なる組織の界面や病変などから反射して元のほうに戻ってくる超音波パルスをプローブで受け,ブラウン管などの表示部に表示させるものである.超音波の反射の強さは,反射対象の大きさや形,周辺組織との音響インピーダンスの差異の大きさなどにより異なり,更に反射した超音波が途中の組織によって減衰や散乱を受けて戻ってくるので,受信される超音波は組織の形状や性質を反映している.したがって,これらを上手に表示することにより,病変などが発見できるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら