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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻12号

1985年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅱ 診断と治療への応用 A 心エコー法

9.弁膜の診断—房室弁

著者: 工藤俊彦1

所属機関: 1北海道大学医学部・循環器内科

ページ範囲:P.2157 - P.2161

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検査の手順とポイント
 ①装置 心疾患の診断にあたっては,Mモード心エコー図,断層心エコー図,ドプラー心エコー図の3法を組み合わせて総合的に診断する.断層心エコー図は肋間からの走査を必要とするためセクタスキャンを用いる.断層心エコー図により心内構造物の形態と動きを観察し,ついで断層心エコー図上にてビーム方向を確認しながら各部位のMモード心エコー図を記録する.また疾患に応じてドプラー法を施行する.ドプラー法にはパルス・ドプラー法と連続波ドプラー法があり,逆流の診断,圧較差の推定に有用である.近年開発されたドプラー断層法は断層心エコー図に重ねて血流情報が表示され,逆流の診断や血流の主方向の同定に極めて有用である.
 ②Coupling gell 心疾患の診断においては硬めのものを用いるのが良い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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