文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅱ 診断と治療への応用 A 心エコー法
18.心筋炎
著者: 原みどり1 弘田雄三1
所属機関: 1大阪医科大学・第3内科
ページ範囲:P.2206 - P.2209
文献購入ページに移動 心筋炎は,その原因および基礎疾患によって,①感染性心筋炎(ウイルス,細菌,リケッチアなど),②リウマチ熱による心筋炎,③孤立性心筋炎(Fiedler心筋炎,特発性心筋炎),④過敏性心筋炎,⑤膠原病による心筋炎,⑥サルコイドーシスによる心筋炎に分類される.このうち頻度が高いのは,ウイルス性および特発性心筋炎である.
近年,心内膜心筋生検所見により,拡張型心筋症の10数%に慢性心筋炎が含まれているとの報告を認めるが1),本稿では急性または亜急性心筋炎に限定して話を進めてゆく.
近年,心内膜心筋生検所見により,拡張型心筋症の10数%に慢性心筋炎が含まれているとの報告を認めるが1),本稿では急性または亜急性心筋炎に限定して話を進めてゆく.
掲載誌情報