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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻12号

1985年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅱ 診断と治療への応用 A 心エコー法

24.肺性心

著者: 玉城繁1 壇原高2 吉良枝郎2

所属機関: 1自治医科大学・呼吸器内科 2順天堂大学医学部・呼吸器内科

ページ範囲:P.2234 - P.2237

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検査の手順とポイント
 肺性心とは,肺や胸郭の疾病あるいは,また換気の障害により肺血管抵抗が増大し,二次的に右室の拡張や肥厚を来した状態である.その前段階として肺高血圧状態の存在があり,一度肺性心の成立に至れば感染など呼吸器系病態の再燃により右心不全を招来する.
 超音波診断法で肺性心と診断するためには,1)右室壁の肥厚 2)右室腔の拡張 3)右心不全のいずれかの所見があり,かつ左心系の異常によらないことが必要とされる.また肺性心を早期に発見するためには,その前段階としての肺高血圧状態の存在を診断する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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