medicina22巻12号

1985年12月発行

臨時増刊特集 エコー法の現況

Ⅱ　診断と治療への応用 B　腹部エコー法

28．肝・胆・膵の超音波解剖

著者： 伊藤徹¹ 国土典宏¹ 小菅智男¹ 針原康¹ 高見実¹ 出月康夫¹ 幕内雅敏²

所属機関： ¹東京大学医学部・第2外科 ²国立がんセンター・外科

ページ範囲：P.2260 - P.2265

文献概要

　肝・胆・膵の超音波診断では，臓器および周囲の脈管の走行が超音波画像上どのように描出されるかを理解しておくことが必要である．上腹部の主要な管状構造の位置関係を図1に示す．この図を念頭に入れたうえで，肝・胆・膵の正常例における超音波解剖について解説する．