medicina22巻12号

1985年12月発行

臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅱ　診断と治療への応用 B　腹部エコー法

32．胆嚢疾患—癌

著者： 渡辺栄二¹

所属機関： ¹下関厚生病院・消化器外科

ページ範囲：P.2284 - P.2288

検査の手順とポイント
　①前処置　特別に必要としないが，原則的には検査前一食絶食とする．
　②装置，探触子　real-time装置が最適．通常はリニア電子スキャン装置を用いる．探触子は3.5MHzで可だが，胆嚢壁の状態をみる場合，5MHzを使用したほうが明瞭な像が得られる場合がある．Contactmediaは市販の検査用ゼリーを用いる．オリーブ油でも可である．