icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina22巻12号

1985年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 エコー法の現況 Ⅱ 診断と治療への応用 B 腹部エコー法

38.膵疾患—急性膵炎

著者: 税所宏光1 大藤正雄1

所属機関: 1千葉大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2312 - P.2315

文献購入ページに移動
 超音波検査は,膵とその周辺の形態的変化を捉えることができるので,急性膵炎の臨床診断法として応用される.しかし,急性膵炎の発症初期にはしばしば腸管の麻痺性イレウスを伴う.膵周囲に貯留する腸管ガスに妨げられ,超音波による膵の描出が困難となることが多い.超音波検査は膵炎の発症時より,経過中に消長する仮性嚢胞など合併症を含めた膵炎病態の経時的観察においてむしろ有用性の高い検査法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら