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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻13号

1985年12月発行

文献概要

今月の主題 めまいの臨床 めまいの治療

薬物療法—内科の立場より

著者: 高橋昭1

所属機関: 1名古屋大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.2620 - P.2622

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 神経内科領域で「めまい」を訴える患者は多い.しかし,その内容は甚だ多岐にわたり,外界回転性の真性めまい(rotatory vertigo)から,眼前暗黒感(black-out),失神(syncope),ふわふわ感(faintness),不安定感(unsteadiness)など多種多様である.他に合併している神経症候の聴取とともに,患者の訴える「めまい」の内容の正確な把握は診断上必須のステップである.
 典型的な真性めまいでは,外界が回転したり,一方へ流れたりすると訴える(objective vertigo)場合と,患者自身が傾斜したり,まわったりすると訴える(sub-jective vertigo)場合とがあるが,両者の区分は診断上特に重要ではない1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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