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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻13号

1985年12月発行

文献概要

講座 図解病態のしくみ 腎臓病・12

腎血管性高血圧症

著者: 森晶夫1 張漢佶1 黒川清1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.2695 - P.2700

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 腎血管性高血圧症とは,腎動脈の主幹あるいは分枝の狭窄が起因となり生ずる高血圧症である.根治可能な二次性高血圧症として,臨床的に重要な疾患であり,臨床医は高血圧症患者(特に若年の場合)診療の際,鑑別診断として常に念頭においておく必要がある.
 その診断,治療に関しては,腎動脈造影法以後,digital subtraction angiographyやpercu-taneous transluminal angioplastyなどの技術の開発とともに,renin-angiotensin系に関する知見の進歩,およびangiotensin II拮抗薬の開発など,近年めざましい進歩があった.本稿ではそれらの進歩について,病態生理,診断,治療の3項目に分けて記述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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