icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina22巻13号

1985年12月発行

文献概要

講座 臨床ウイルス学・6

ウイルス性脳炎・髄膜炎

著者: 大石実1 高須俊明1

所属機関: 1日本大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.2705 - P.2712

文献購入ページに移動
 ウイルス性中枢神経疾患にはこれまで有効な薬剤がなかったが,単純ヘルペス脳炎および帯状庖疹の治療薬として,AcyclovirおよびAra-Aが最近広く普及した1).これらの抗ウイルス薬は発病初期に投与したほうがより有効なので,早期診断のための補助手段の1つとして,ELISA(en-zyme-linked immunosorbent assay)による単純ヘルペスウイルス抗体測定も普及してきている.早期診断の努力と新しい抗ウイルス薬の使用により,単純ヘルペス脳炎の致命率は大幅に低下した.それゆえ,新しい検査法・治療薬に関する知識が必要となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら