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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻2号

1985年02月発行

文献概要

グラフ 複合心エコー図法

後天性心疾患—弁膜症

著者: 伊東紘一1 鈴木修1

所属機関: 1自治医科大学・臨床病理部生理機能

ページ範囲:P.330 - P.334

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症例11 45歳,女性
 5年程前より呼吸困難や全身の浮腫をきたし,近医で治療を受けていた.1ヵ月前より全身の浮腫,呼吸困難,黄疸のため近医を受診したところ,肝硬変の診断を下された.症状増悪し,心雑音を聴したために紹介により大学病院に人院となる.起坐呼吸,球結膜および皮膚の黄染,皮膚乾燥,下腿浮腫を認め,肝4QFB触知した.
 心尖部全収縮期性雑音,拡張期ランブル,O・Sを聴取した.胸骨左縁第3,4肋間で拡張期雑音,収縮期雑音,さらに第2肋間で駆出性収縮期雑音を認めた.心電図は両心肥大,心房細動を示し,胸部X線写真でCTRは70%以上であった.総ビリルビン9.6mg/dl,直接ビリルビン6.0mg/dl,GOT 30KU, GPT 17KU.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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