文献詳細
今月の主題 内分泌疾患の新たな展開
新しい内分泌検査とその臨床的意義
文献概要
Corticotropin-releasing factor(CRF)は視床下部で産生され下垂体からのACTH分泌を特異的に刺激するpeptide hormoneである.CRFの化学構造はヒツジ,ラットおよびヒトのものについて明らかにされていて臨床的にも用いられるようになった.最近ヒトCRFも用いられるようになったが,従来臨床的に用いられてきたものは最初に発見されたヒツジCRFである.ヒツジCRFとヒトCRF(ラットCRFとヒトCRFは同じ)はアミノ酸配列が多少異なるが,ヒトにおけるACTH放出活性にはあまり差がない.以下の成績は合成ヒツジCRFによるものである.
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