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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻3号

1985年03月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の新たな展開 新しい内分泌検査とその臨床的意義

CRF負荷試験

著者: 田中孝司1 渡部敏雄1 清水直容1

所属機関: 1帝京大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.410 - P.411

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 Corticotropin-releasing factor(CRF)は視床下部で産生され下垂体からのACTH分泌を特異的に刺激するpeptide hormoneである.CRFの化学構造はヒツジ,ラットおよびヒトのものについて明らかにされていて臨床的にも用いられるようになった.最近ヒトCRFも用いられるようになったが,従来臨床的に用いられてきたものは最初に発見されたヒツジCRFである.ヒツジCRFとヒトCRF(ラットCRFとヒトCRFは同じ)はアミノ酸配列が多少異なるが,ヒトにおけるACTH放出活性にはあまり差がない.以下の成績は合成ヒツジCRFによるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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