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文献概要
今月の主題 内分泌疾患の新たな展開 新しい治療法とその適応
腎血管性高血圧症におけるPTAと変換酵素阻害剤
著者: 藤田敏郎1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科
ページ範囲:P.450 - P.451
文献購入ページに移動腎血管性高血圧症に対するPTA
腎血管性高血圧の原因である腎動脈狭窄は線維筋性過形成(fibromuscular dysplasia)や動脈硬化,大動脈炎症候群などで起こり,以前は外科的血行再建術が行われていた.1973年,Grüntzigが特殊なバルーンカテーテルを開発して以来,四肢や冠動脈の閉塞疾患に対してPTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty)が広く用いられるようになったが,なかでも腎動脈狭窄性(腎血管性)高血圧症に対するPTA治療は,高血圧の改善率において外科的治療に匹敵する法療法として次第に我国でも普及しつつある.
腎血管性高血圧の原因である腎動脈狭窄は線維筋性過形成(fibromuscular dysplasia)や動脈硬化,大動脈炎症候群などで起こり,以前は外科的血行再建術が行われていた.1973年,Grüntzigが特殊なバルーンカテーテルを開発して以来,四肢や冠動脈の閉塞疾患に対してPTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty)が広く用いられるようになったが,なかでも腎動脈狭窄性(腎血管性)高血圧症に対するPTA治療は,高血圧の改善率において外科的治療に匹敵する法療法として次第に我国でも普及しつつある.
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