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今月の主題 内分泌疾患の新たな展開 トピックス
低レニン性低アルドステロン症
著者: 宮森勇1 竹田亮祐1
所属機関: 1金沢大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.454 - P.456
文献購入ページに移動 近年,アルドステロンの低下や欠乏した病態が,単独ないし種々の疾患に合併して観察されている.特に基礎疾患として糖尿病や腎疾患を有することが多く,一般臨床においても,本症の見出される機会は,稀有ではないと思われる.これはアルドステロンの高感度微量測定が可能となり,日常臨床に広く応用されている結果と推察される.しかし低アルドステロン症の概念が,臨床に導入されたのは古く,1957年,Hudsonら1)が,高K血症とStokes-Adams発作を呈した症例をhypoaldosteronismとして説明したのが最初である.これは,アルドステロンの発見後,間もなくのことであった.
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