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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻3号

1985年03月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の新たな展開 トピックス

遺伝子工学と成長ホルモン

著者: 高野加寿恵1

所属機関: 1東京女子医科大学内分泌総合医療センター・内科

ページ範囲:P.458 - P.459

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 1979年,米国のGoeddelらは,大腸菌のプラスミドにヒト成長ホルモンの遺伝子を入れて,大腸菌にヒト成長ホルモンを生成させることに成功した(図1).この際,191個のアミノ酸からなるヒト成長ホルモンのペプチド鎖のN末端にメチオニンのコードをつけてプラスミドに入れなければならないので,作成された成長ホルモンは192個のアミノ酸より成るもので,methionyl-hGH(m-hGH),あるいは,biosynthetic-hGH(b-hGH)と呼ばれている.現在では米国のGenentech社とスウェーデンのKABI社で作製精製している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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