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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻4号

1985年04月発行

文献概要

今月の主題 胆道疾患診療のトピックス 最近における胆道感染症の対策

非手術的胆道ドレナージ法の評価

著者: 中島正継1 藤本荘太郎1 吉田俊一1

所属機関: 1京都第二赤十字病院・消化器科

ページ範囲:P.656 - P.659

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 胆道感染症は一般に急性胆嚢炎と急性胆管炎に大別されるが,いずれも何らかの原因によって胆道が閉塞することによって胆汁うっ滞が生じ,そこに細菌が感染した急性のempyemaの状態である.その病態は保存的に軽快するものから,死に至る激しい経過を示すものまで,種々の程度のものが含まれる.ことに,急性胆管炎が胆石や腫瘍性病変による閉塞性黄疸を合併する場合には,Charcotの3徴(腹痛,発熱,黄疸)やReynoldsの5徴(腹痛,発熱,黄疸,嗜眠,ショック)に代表される症状を有する重篤な急性(閉塞性)化膿性胆管炎に陥りやすく,可及的速やかに何らかの減黄処置を必要とする。本稿では,これら重症胆道感染症に対する非手術的胆道ドレナージ法について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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