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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻4号

1985年04月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE【新連載】

頭痛/持続する咳哩軟

著者: 小林祥泰1

所属機関: 1島根医科大学・第3内科

ページ範囲:P.733 - P.736

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 26歳の女性.生来健康でとくに頭痛もちではない.約1カ月前から両こめかみ付近に頭痛が出現した.頭痛の性状はズキズキする痛みで,拍動性はないという.また項部の重圧感がある.頭痛は10分くらいで消失することもあれば一日中続くこともあり,一定しない.誘因もとくになく,ほとんど毎日のように生じ,日内変動もないという.セデスRにてやや軽快していたが11月15日より頭痛に伴って嘔吐するようになり,近医の紹介で11月17日来院した.
 頭痛の程度は徐々に増強していたが,頭痛薬を服用しながら会社へは毎日出勤していたという.また頭をふったり,頭を下げたり,咳をすると頭痛が増強するという.肩こりはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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