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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻5号

1985年05月発行

文献概要

今月の主題 免疫反応と臓器疾患 免疫抑制剤の使い方

ステロイドの使用法

著者: 柳沢孝夫1

所属機関: 1成田赤十字病院・内科

ページ範囲:P.810 - P.811

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 ステロイド剤(ス剤)の開発と投与法の進歩により,免疫・アレルギー性疾患の予後は劇的に改善した.しかし,ス剤の長期大量投与がさかんに行われるようになってきた現在,ス剤による重篤な副作用にもしばしば遭遇する.したがって,ス剤の使用にあたっては,効果-副作用比を最も高めるような投与量,投与法を選択するように常に心がける必要がある.現在ス剤による治療の対象となる疾患はきわめて多く,それぞれの疾患によりス剤療法の適応,投与量,投与期間,減量法は大きく異なる.そこで本稿では,免疫・アレルギー性疾患の中でもス剤が治療の主体となる疾患につき,ス剤投与の原則について概説する.また近年開発されたパルス療法と,副作用軽減のためしばしば行われる隔日投与法についても簡単に触れる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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