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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻5号

1985年05月発行

今月の主題 免疫反応と臓器疾患

細胞毒性抗体による疾患

自己免疫性溶血性貧血—warm antibodyとcold antibody,および治療方針について

著者: 八木田正人1 星野孝2

所属機関: 1京都大学医学部・第2内科 2福井医科大学・免疫寄生虫学

ページ範囲:P.834 - P.835

文献概要

 自己免疫性溶血性貧血(AIHA)は,臓器特異性自己免疫疾患の代表として知られる疾患であり,患者赤血球に対する自己赤血球抗体によって惹起される.しかしながら,その自己赤血球抗体には体温を至適温度とする温式抗体と,通常31℃以下で活性を有する冷式抗体があり,それぞれが惹起するAIHAはその病態および治療方針が大きく異なる.本稿ではそれぞれの抗体の性質(表1),溶血機転および治療方針につき概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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