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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻5号

1985年05月発行

文献概要

今月の主題 免疫反応と臓器疾患 免疫複合体によって起こる疾患

Hepatitis B抗原に対する免疫反応

著者: 黒木哲夫1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.852 - P.854

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 B型肝炎ウイルス(HBV)の特徴は,一過性感染のみならず持続感染者(HBVキャリア)がきわめて多いことである.とくに肝機能所見正常である無症候性HBVキャリアが多数存在することは,HBV単独では肝細胞傷害性を発揮しえないことを示唆し,HBV感染による肝障害成立に宿主の免疫反応が密接に関与する方向性が論じられた.本稿ではHBV感染と免疫反応に関する現在までの知見についてその概略を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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