icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina22巻5号

1985年05月発行

文献概要

今月の主題 免疫反応と臓器疾患 免疫複合体によって起こる疾患

移植免疫

著者: 池脇信直1 辻公美1

所属機関: 1東海大学医学部・移植学2

ページ範囲:P.862 - P.864

文献購入ページに移動
 近年,血中immune complexes(以下ICs)が種々な自己免疫疾患や糸球体腎炎の発症に関与していることが知られてきた.しかし,ICs形成は本来,抗原を除去するための生理現象であり,どのような条件のときに組織障害性を持つようになるかは重要な問題である.
 一方,最近の移植免疫学の進歩により,機能不全臓器に対する治療法として,同種臓器移植は有効なものと考えられるようになり,ヒトの主要組織適合抗原であるHLA(human leukocyteantigen)遺伝子領域の解析および血中ICsの拒絶反応に果たす役割が示唆されてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら