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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻5号

1985年05月発行

文献概要

感染症メモ

敗血症ショックとステロイド

著者: 北原光夫12

所属機関: 1東京部済生会中央病院・内科 2慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.961 - P.961

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 敗血症,とくにグラム陰性桿菌による敗血症には,かなりの頻度(40%)でショックが起こるといわれている.ことに敗血症になってから,4時間から10時間の間に起こる.内科の病棟でみられるショックの原因として最も多いものである.
 敗血症ショックの患者の治療は,もちろん抗生物質の的確な選択と投与が主体となる.いろいろな報告から,状況に応じた正しい抗生物質の投与は明らかに生存率を改善したことが証明されている.さらに,循環血液量の改善と循環系のモニタリング,さらに昇圧剤の使用などは,ショックの確立された治療方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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