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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻6号

1985年06月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎—現況と展望 さまざまな病態

ウイルス肝炎の免疫病理

著者: 黒木哲夫1 宋健二1 山本祐夫1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1008 - P.1011

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 肝炎ウイルスとしては,B型肝炎ウイルス:HBV(Blumberg,1965),A型肝炎ウイルス:HAV(Feinstone,1973)の本態が確立されている.現在,非A非B型肝炎ウイルス群を解明せんと精力的な研究が行われているが,その本態を明確化するまでには至っていない.
 HAVはエンテロウイルスに属するRNAウイルスであり,主に経口的に感染し,ウイルスの直接作用により感染肝細胞を障害すると考えられている.HAV感染により一部に急性肝炎,稀に劇症肝炎を発症するが,全て一過性感染であり,慢性肝炎への進展は認められていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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