文献詳細
今月の主題 ウイルス肝炎—現況と展望
効果的予防法
文献概要
A型肝炎(HA)は経口的に,とくに便口感染(fecal-oral infection)の形で感染し,通常のヒト免疫グロブリン(immune serum globulin, ISG)が予防効果を発揮することは以前から知られていた.A型肝炎ウイルス(HAV)の発見以後,ウイルス自体の性質,HA抗原抗体系,疫学などが明らかになり,予防法も理論的根拠をもつようになり,ワクチンの開発も時間の問題となってきた.
掲載誌情報