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文献概要
今月の主題 ウイルス肝炎—現況と展望 効果的予防法
B型肝炎ワクチン
著者: 飯野四郎1
所属機関: 1東京大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1028 - P.1029
文献購入ページに移動HBV感染はウイルス感染であることから,ワクチンによる予防が可能であることは,HBV発見以前から指摘され,最初にKrugmanによって加熱血清投与が試みられ,その後に,HBs抗原を精製し,次いで不活性化処理を行う本格的なHBVワクチン作りが世界各国で行われた.HBV発見から10年を経ずしてワクチンは実用化され,日本でも,昨秋,製造許可承認がなされて,今秋からは一般使用が可能になると考えられる.
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