文献詳細
感染症メモ
抗生物質関連腸炎(antibiotic-associated colitis)
著者: 高橋幸則1 北原光夫1
所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科
ページ範囲:P.1142 - P.1142
文献概要
抗生物質についてはその投与期間・投与量はAAC発症と直接の関係はなく,予防投与においても発症が認められている.誘因となる抗生物質としては以下のようなものがある.ペニシリンG,アンピシリンなどのペニシリン系,各種のセフェム系,クリンダマイシン,リンコマイシン,メトロニダゾール,テトラサイクリン,エリスロマイシン,S-T合剤,クロラムフェニコール,およびリファンピシンなどである.また,アミノグリコシドの経口投与例の報告もある.
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