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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻7号

1985年07月発行

今月の主題 抗炎症剤の進歩と使い方

ステロイド剤使用のための基礎知識

外用・局所ステロイド剤の作用増強の機序

著者: 五十嵐理慧1 星恵子1 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1174 - P.1175

文献概要

 ステロイド剤を外用剤・局所用剤として用いる場合,通常,なんらかのエステル体にしたほうが局所での吸収,局所貯留性,また薬理活性の点で好ましい.その1つの例として,最近,外用剤として開発された,ハイドロコーチゾン(HC)のジエステル体であるHBP(hydrocortisone butylate propionate,パンデル®)などは,局所作用が強く,全身作用が弱いステロイド剤として注目されている.
 今回,筆者らは,HBPも含めてエステル体のステロイドが,なぜ臨床上よく効くのかを明らかにするためステロイドの主要ターゲット細胞であるヒトリンパ球を用いて,次のような実験を行ったので,その結果を中心に外用・局所ステロイド剤の作用増強の機序を考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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