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今月の主題 抗炎症剤の進歩と使い方 ステロイド剤の使い方
膠原病におけるステロイド剤の使い方
著者: 柏崎禎夫1 鈴木貞博1
所属機関: 1北里大学医学部・内科
ページ範囲:P.1184 - P.1186
文献購入ページに移動ステロイド剤が適応となる膠原病
ややもすると,膠原病の治療薬イコールステロイド剤と考えがちであるが,これは正しくない.それは特殊な病態の合併を除いてステロイド剤を使用しないことを原則とする疾患もあるからである.たとえば,強皮症(PSS)と慢性関節リウマチ(RA)がこれに該当する.
それに対して,活動期にはほとんど全例にステロイド剤の大量投与を必要とする疾患が結節性多発動脈炎(PN)と多発性筋炎・皮膚筋炎(PM・DM)であり,病像に応じてステロイド剤の量を加減して使用しているのが全身性エリテマトーデス(SLE)である.
ややもすると,膠原病の治療薬イコールステロイド剤と考えがちであるが,これは正しくない.それは特殊な病態の合併を除いてステロイド剤を使用しないことを原則とする疾患もあるからである.たとえば,強皮症(PSS)と慢性関節リウマチ(RA)がこれに該当する.
それに対して,活動期にはほとんど全例にステロイド剤の大量投与を必要とする疾患が結節性多発動脈炎(PN)と多発性筋炎・皮膚筋炎(PM・DM)であり,病像に応じてステロイド剤の量を加減して使用しているのが全身性エリテマトーデス(SLE)である.
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