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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻7号

1985年07月発行

文献概要

今月の主題 抗炎症剤の進歩と使い方 非ステロイド剤の基礎と問題点

非ステロイド剤の臨床効果の機序と問題点

著者: 柳川明1 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1194 - P.1196

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 古くから,非ステロイド抗炎症剤(以下非ステロイド剤)は,臨床の場で消炎・鎮痛・解熱作用を目的として汎用されてきた.ところが,1970年になり,Vaneにより非ステロイド剤の作用機序としてprostaglandin(PG)合成抑制が提唱されて以来,非ステロイド剤とPGならびに関連物質との関係が重要視されるようになった.そして,非ステロイド剤は,単なる解熱鎮痛剤としての使用にとどまらず,多彩な使用法が考案され試みられるようになった.
 そこで,本項において,非ステロイド剤の現在考えられている臨床効果の機序と,その問題点について,種々の角度より考えてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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