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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻7号

1985年07月発行

文献概要

今月の主題 抗炎症剤の進歩と使い方 非ステロイド剤の使い方・副作用

非ステロイド剤坐剤の功罪

著者: 延永正1

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所・内科

ページ範囲:P.1228 - P.1229

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 従来坐剤は日本人には必ずしも馴染みのある剤型ではなかった.ましてや抗炎症剤などのように吸収されて全身性の効果が期待される薬剤ではなおさらで,この場合はもっぱら内服薬か注射薬が一般に用いられてきた.しかし直腸は血管に富み,該部に応用された坐剤の吸収がよいことが改めて見直され,実際臨床応用によっても,むしろ経口剤に勝る効果さえみられることがわかり,わが国でも次第に広く用いられるようになった.筆者もリウマチ性疾患に非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)を用いる場合,経口剤のみでは夜間の疼痛を十分コントロールしえないことが多いことから,就寝前に坐剤を補うことがしばしばである.以下非ステロイド剤坐剤の功罪について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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