icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina22巻7号

1985年07月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

紫斑/心窩部痛

著者: 赤塚祝子1

所属機関: 1横浜市立市民病院・内科

ページ範囲:P.1315 - P.1318

文献購入ページに移動
 50歳,女性,家婦.1年ほど前から,何ら誘因なく下肢に皮下出血斑が出没するようになった.3カ月前より上肢にも紫斑を認めるようになり,皮膚科を受診したところ血小板減少を指摘され,内科を紹介された.発熱,貧血症状はない.子ども2人,安産.閉経している.既往歴,家族歴は特記すべきことなし.常用薬剤はない.
 診察:身長154cm,体重48kg.栄養良.脈拍68/分,整.血圧120/78mmHg.体温36.2℃.貧血,黄疸なし.表在リンパ節触知せず.上肢,下肢に数コの皮下出血斑を認める.胸部打聴診上異常なし.腹部平坦で肝・脾腫はない.下腿浮腫なし.深部反射正常.骨叩打痛はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?