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文献概要
今月の主題 高血圧症—今日の治療 特殊な高血圧症の治療
軽症高血圧の治療
著者: 島本和明1 西谷隆宏1
所属機関: 1札幌医科大学・第2内科
ページ範囲:P.1380 - P.1382
文献購入ページに移動軽症高血圧とは
軽症高血圧とは,血圧の上昇が軽度で,臓器障害がほとんどない高血圧をいう.高血圧を血圧値で分類すると,拡張期血圧で90〜104mmHg,105〜119mmHg,120mmHg以上それぞれで軽症,中等症,重症高血圧となり,したがって軽症高血圧とは拡張期血圧が90〜104mmHgの血圧値を示す固定性高血圧といえる.WHOとISHの指針1)によると,図に示すごとく,坐位で約3分間に少なくとも3回血圧を測定し,そのうち最も低い血圧値をそのときの血圧として,その後4週間に日を変えて少なくとも2回以上血圧を測り,拡張期血圧が常に90〜105mmHgの間にあるものを軽症高血圧としている.
軽症高血圧とは,血圧の上昇が軽度で,臓器障害がほとんどない高血圧をいう.高血圧を血圧値で分類すると,拡張期血圧で90〜104mmHg,105〜119mmHg,120mmHg以上それぞれで軽症,中等症,重症高血圧となり,したがって軽症高血圧とは拡張期血圧が90〜104mmHgの血圧値を示す固定性高血圧といえる.WHOとISHの指針1)によると,図に示すごとく,坐位で約3分間に少なくとも3回血圧を測定し,そのうち最も低い血圧値をそのときの血圧として,その後4週間に日を変えて少なくとも2回以上血圧を測り,拡張期血圧が常に90〜105mmHgの間にあるものを軽症高血圧としている.
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