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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻8号

1985年08月発行

文献概要

今月の主題 高血圧症—今日の治療 合併症を有する高血圧患者の治療

妊婦の高血圧治療

著者: 猿田享男1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.1400 - P.1401

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 妊娠中には高血圧が発症しやすく,軽症例を含めると妊婦の10〜15%に高血圧がみられる.その多くが純粋型妊娠中毒症によるものであるが,ときには妊娠を契機に本態性高血圧が発症する場合や,妊娠してからはじめて血圧測定を受け,腎血管性高血圧,原発性アルドステロン症あるいは褐色細胞腫などの二次性高血圧が判明する場合もある.その原因が何であれ,ある程度以上の高血圧となれば母体ならびに胎児に危険性が出てくるため,薬剤の影響があっても,降圧薬を投与して血圧をコントロールせねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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