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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻8号

1985年08月発行

文献概要

講座 図解病態のしくみ 腎臓病・8

間質性腎炎

著者: 加藤哲夫1 黒川清1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1483 - P.1487

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 間質性腎炎(Interstitial nephritis)は,尿細管-間質性腎炎(Tubulointerstitial nephritis)とも呼ばれるように,尿細管,間質などの腎組織の炎症によって引き起こされる病態である.したがって表1に示すように,糸球体腎炎とは,血液,尿所見,臨床症状にさまざまな相異がある.糸球体腎炎では糸球体障害による蛋白尿,血尿が主に見られるのに対し,間質性腎炎では各種の尿細管機能障害が主体である.
 症例によって障害される部位が異なるので,臨床的に見ても多彩な症状を示すことが多い.逆にその症状,検査所見から,障害部位を推定できることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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