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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻9号

1985年09月発行

今月の主題 白血病—最新の知見と治療の進歩

病態と診断

免疫学的マーカー—急性リンパ性白血病

著者: 上田龍三1 太田和雄1

所属機関: 1愛知県がんセンター・化学療法部

ページ範囲:P.1548 - P.1550

文献概要

 急性リンパ性白血病(ALL)は,その白血病細胞表面にヒツジ赤血球レセプター(E-Rc)を有するT細胞型急性リンパ性白血病(T-ALL),細胞表面に免疫グロブリン(Ig)を有するB細胞型急性リンパ性白血病(B-ALL),および両マーカーを共に欠く広義のNull型急性リンパ性白血病(Null-ALL)に大別されていた.最近の単クローン抗体を用いた白血病の抗原解析はNull-ALLをさらにpre T-ALL,pre B-ALLとunclassified ALLを主体とした狭義のNull-ALLに細分化し,抗原の差による白血病の病態および治療効果,予後との関連につき精力的な解析が始められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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