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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻9号

1985年09月発行

今月の主題 白血病—最新の知見と治療の進歩

化学療法

小児急性白血病の化学療法

著者: 三間屋純一1

所属機関: 1静岡県立こども病院・血液腫瘍科

ページ範囲:P.1582 - P.1587

文献概要

 小児急性白血病の化学療法による治療成績は飛躍的に進歩し,初回寛解率はリンパ性で95〜100%,骨髄性で68〜80%に達し,その維持期間も大幅に延長し,"治ゆ"とみなされる症例が増加してきている,その要因としては,1)薬理学的作用にのった多剤併用療法2)中枢神経系白血病に対する予防療法確立3)出血や感染に対する補充療法の発達4)多施設共同研究の普及
 以上4点をあげることができよう.本稿では著者らが所属している小児癌・白血病研究グループ(CCLSG),西ドイツのBerin-Frankfurt-Müsterグループ(BFM)および米国のChildren's Cancer Study Group(CCSG)をはじめとする多施設共同研究グループの最近の治療法と成績を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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