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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻1号

1986年01月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療の実際 不整脈診療の基礎知識

不整脈分類の考え方と方法

著者: 松尾博司1 瀬川和彦1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・第3内科

ページ範囲:P.14 - P.17

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 不整脈の分類として最も一般的なものは,発生機序による分類である.しかし不整脈を診断・治療し,予後を考えるとき,それだけでは不十分である.たとえば心室期外収縮の場合,その機序が異所性自動能亢進によるにせよ,リエントリーによるにせよ,散発的に単発で出現するものとR on T現象を伴って生じるものを同列に取り扱うわけにはいかない.同様のことは房室ブロックにもあてはまり,1〜3度の分類だけでは不十分で,His束心電図記録に基づいたAHブロック・HVブロックの分類が,治療法決定の上で重要となる.
 以下,発生機序による分類を基礎に,これを補足するいくつかの分類を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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