文献詳細
今月の主題 不整脈診療の実際
不整脈診療の基礎知識
文献概要
不整脈の分類として最も一般的なものは,発生機序による分類である.しかし不整脈を診断・治療し,予後を考えるとき,それだけでは不十分である.たとえば心室期外収縮の場合,その機序が異所性自動能亢進によるにせよ,リエントリーによるにせよ,散発的に単発で出現するものとR on T現象を伴って生じるものを同列に取り扱うわけにはいかない.同様のことは房室ブロックにもあてはまり,1〜3度の分類だけでは不十分で,His束心電図記録に基づいたAHブロック・HVブロックの分類が,治療法決定の上で重要となる.
以下,発生機序による分類を基礎に,これを補足するいくつかの分類を示す.
以下,発生機序による分類を基礎に,これを補足するいくつかの分類を示す.
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