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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻1号

1986年01月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療の実際 不整脈診療の基礎知識

マッピングから得られた新しい知識

著者: 太田壽城1

所属機関: 1愛知県総合保健センター・循環器診断

ページ範囲:P.18 - P.19

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 心臓のマッピングとは,体表あるいは心臓の種々の領域から多くの心電図を記録し,心臓の電気現象を詳細に検討する手法をいう.検索する領域としては体表面,心外膜面,心筋内,心内膜面があり,マッピングで得られる心電情報のディスプレーとしては,興奮の伝わり方を示す興奮伝播図,電位の分布を示す電位図,ST上昇を示すSTマッピングなどがある.
 不整脈診療におけるマッピングの意義は,不整脈の発生機序の解明と,不整脈の発生部位の診断であろう.そこで本稿では,発生機序の異なる3種類の心室不整脈のマッピング所見を,虚血心における動物実験のデータを中心に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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