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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻1号

1986年01月発行

講座 図解病態のしくみ 内分泌代謝疾患・1【新連載】

末端肥大症とプロラクチノーマ

著者: 岡田耕治1 斉藤寿一1 石川三衛1 金子健蔵1 葛谷健1

所属機関: 1自治医科大学・内分泌代謝科

ページ範囲:P.134 - P.142

文献概要

末端肥大症(acromegaly)
 1)概念
 末端肥大症は,成長ホルモン(growth hormone,GH)が,骨端線閉鎖以後に過剰に分泌されるために発症する疾患である.ほとんどは下垂体前葉のGH産生腺腫が原因であり,ホルモンの分泌過剰症状と腺腫の発育増大による脳の圧迫症状が出現する.一部は,肺癌,膵ラ氏島癌,消化管腫瘍などで,異所性にGHまたは成長ホルモン分泌促進因子(growth hormone releasing factor,GRF)が分泌されるために発生する1,2).本稿では,GH分泌調節とGH分泌異常である末端肥大症の病態について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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