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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻10号

1986年10月発行

文献概要

今月の主題 感染症の動向と抗生物質 院内感染のマネージメント

手洗いの重要性

著者: 岡慎一1 島田馨1

所属機関: 1東京大学医科学研究所・感染免疫内科

ページ範囲:P.1690 - P.1691

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 院内感染は,病院の内部で発生したすべての感染を指すと定義されており,大きく交差感染(cross-infection)と自己感染(self-infection)に分けられる.院内感染のマネージメントとして,職員の手を介した病棟内伝播や,患者から職員自身への感染も含めた交差感染防止対策をどうするかということが最重要点である.この交差感染を防止するうえで最も重要かつ簡単に施行しうる方法が,手洗いであるといえる.手術室,新生児室,無菌室などの特殊領域下での手洗い法については他稿にゆずり,本稿では一般病棟での交差感染防止策としての手洗いの重要性について述べ,実際の事例についても提示することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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