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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻10号

1986年10月発行

今月の主題 感染症の動向と抗生物質

治療の進歩

キノロンカルボン酸をどう使うか

著者: 柴孝也1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学・第2内科

ページ範囲:P.1720 - P.1721

文献概要

 キノロンカルボン酸系剤は,1980年代に入り相次いで新しい誘導体の開発が続いている,ここにきて一層その感を強め,pipemidic acid(PPA,ドルコール®),norfloxacin(NFLX,バクシダール®)に続いて,enox-acin(ENX,フルマーク®),ofloxacin(OFLX,タリビット®)など,広域で,しかも優れた抗菌力をもつ薬剤が開発された.さらに,ciprofloxacin(CPFX)のように発売認可を待つものや,開発段階にあるものまで多数続いており,まさに新しいキノロンカルボン酸系の時代を迎えているといってよい.ここでは,キノロンカルボン酸系剤の抗菌力,吸収・排泄について略記し,呼吸器系感染症にまで適用を拡大した本系剤を臨床使用する際の留意点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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