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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻10号

1986年10月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

視力低下,動揺性歩行/胸部圧迫感

著者: 山崎正博1

所属機関: 1北野病院・神経内科

ページ範囲:P.1783 - P.1786

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 20歳の女性.事務員.祖父が脳出血で死亡.既往歴に特記事項なし.
 6ヵ月前,嘔気,ふらつき,頭痛が続き近医受診.内服加療にて改善した,4ヵ月前,外出中に突然右足が出にくくなり,跛行をきたした.脳CT検査にて頭蓋内病変を指摘されたが症状は軽減し,2週間後の脳CT検査は正常であった.入院2ヵ月前,回転性めまい,歩行障害が出現したが10日程で軽減した.入院1ヵ月前より眼の奥が痛み,右眼の視力が次第に低下し,動揺性歩行をきたすようになった.全経過を通じて,排尿,排便障害はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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