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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻10号

1986年10月発行

文献概要

新薬情報

ブロンコリン

著者: 清川重人1 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1789 - P.1791

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概略
 気管支喘息などの閉塞性肺疾患治療の第1選択薬はβ-受容体刺激薬などの気管支拡張薬であり,今日数多くの薬剤が提供されている.最近のβ-刺激薬の開発傾向は,内服剤で,β2-選択性に富み,心臓への影響が少なく,投与量も少量でより長時間作用をもつ薬剤にある,ブロンコリン(Bron-cholin,塩酸マブテロール)は上記の要求に答えるべく科研製薬が西独Boehringer Ingelheim社より導入開発したもので,薬理学的には持続型の選択的β2-受容体刺激作用に,抗アレルギー作用,さらにサーファクタント(肺表面活性物質)の分泌促進作用などの粘液線毛輸送系の機能強化作用を併せもつ,新しいタイプの閉塞性肺疾患治療薬である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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